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月面探査レースに参戦「HAKUTO」とルクセンブルク

お月様が大好きだった子供はいつしか星や宇宙に関する百科事典を片っ端から読み漁るまでになったのに、気が付けばいつの間にか宇宙飛行士になりたいという夢からは遠く、かなり遠く離れていた・・・。

あれからウン十年。
まさかこんなところで再び夢を見られるとは。

先日「ルクセンブルク大公国ワインナイト」でもお世話になった青山「3rd_PAGE」で、HAKUTOの代表袴田さんにお話いただきました。
今年5月にルクセンブルクで開催の「Space Forum 2016」でゲスト・スピーカーとしてご登壇くださったご縁です。
HAKUTOといえば、世界初の民間主催月面探査レース「GOOGLE LUNAR XPRIZE」に参戦中の日本代表企業。auとのコラボCMを見た方も多いはず。

そして、この夜のテーマは「なぜ今宇宙なのか?」

袴田さんが決意し、レースに参戦するまでの話、ローバー(月探査機)開発の話、レースの裏話から、果ては宇宙人の存在まで。
月探索と宇宙資源開発の話も分かりやすく説明してくださり、正になぜ宇宙が「今」なのかを実感できるお話でした。

しかも、サロンの一角ではローバーの試運転もできたのです。
タブレットの上で指を動かすだけで、静かにそして優雅に動くローバー。
月の上でもこんな風に動くのだと想像するだけで感動。楽しくなりました。

他の参加者の皆さんも、ススキの横に並んだお月見団子とお月見料理も堪能しながら興味津々のとても楽しい一時を過ごされたようでした。

折りしも満月の夜。
お月様、待っててください。
まずはみんなの夢を乗せたHAKUTOのローバーが、2017年にそちらにお邪魔します。

見上げた空のどこかには、ルクセンブルクの衛星もいた・・・かも?

子供の頃の夢を懐かしんだ夜でした。

※ルクセンブルクには世界第2位の通信衛星企業SES社があります。
またルクセンブルク政府は今年、宇宙資源開発の基本計画、および法的枠組みに着手することを発表しました。
宇宙産業開発事業者への支援に力を入れることも公にしています。