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Japan stand in student fair

今年も、高校生の進路先の可能性を探る学生フェアーが11月7日、8日の2日間、ルクセンブルクの展示場ルクスエキスポThe Boxで開催されました。ルクセンブルク大学を始めとして、欧州各国の大学を含む高等教育機関紹介スタンドに加えて、就職先として、警察、軍隊を含む政府機関、地元の金曜機関などが、業務内容の紹介をしていました。ルクセンブルク市内の学校だけでなく、全国から高校生や両親が訪れてきます。顔見知りのフランス人高校生も姉妹で来ていました。日本大使館も一角にスタンドを設けて日本留学を、上智大学関係者、京都大学欧州駐在者と共に宣伝していました。2日目の午後4時近くに行きましたが、ほとんど途切れなく高校生が次々に日本スタンドを訪れて、留学案内を熱心に聞いていました。日本への関心の強さが感じられました。
主催者による報道向け資料では、2018/19の大学を含む高等教育機関への進路先で、最も多かったのは、ドイツの4612人で、地元ルクセンブルクの3727人(大学に加えてBTSなどを含む)を大きく上回っています。3位ベルギー 3327人、4位フランス 2450人、5位英国 1181人。外国都市別では、ブリュッセルが1208人で一番多く、次いで、ウィーン 637人、トリア 636人、リエージュ 612人、パリは481人です。
ルクセンブルク大学は、125か国6423人で、女性が3334人で男性の3089人を上回っています。国籍別では、ルクセンブルク人とフランス人がそれぞれ2913人ずつで、両者で88%と大半を占めています。アジア人は日本を含めて404人です。数字で見る限り、圧倒的多数の学生が地元以外の欧州の大学に留学していますし、地元の大学も半数以上が外国人で国際化が進んでいます。