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ロックダウン緩和第二フェーズで、5月11日月曜から商店が再開されることになり、5月8日に商店街を散策に行ったら、開店準備のために、店の入口を開けて、中の照明が点灯していた商店が数多く見受けられました。入口には、すでにマスク着用や距離を保つために店内客の人数制限などの注意書きを張った店もありました。中心街の歩行者専用地区では、パトカーが巡回していました。また、今回開店が見送られたレストランでは、テイクアウトや配達を始めたレストランが増えてきました。
8日の夕方には、国内治安担当大臣と警察トップが、第二フェーズで解禁となる6人までのソシアルコンタクト(親族や友人との接触)は、あくまでも接触であって、家の中でのパーティやダンスを認めたわけではないとのことです。
過去7週間のロックダウン中、警官によるコントールが6千件あり、2千件は外出制限違反で145ユーロの罰金、80件のカフェや商店は休業違反で4千ユーロの罰金を取り立てたとのことです。
また、EUは、域内の国境をまたぐ旅行制限を6月15日まで1か月延長しました。ルクセンブルクもドイツとの国境は5月15日まで閉鎖されていますが、1か月延長されるかもしれません。フランスでは国内を2分して、緑ゾーンでは緩和されますが、ルクセンブルクに隣接する東部地方は赤ゾーンで緩和は見送られました。ただ、5月11日からの商店再開で、商店に働く多くの越境労働者がフランスに住んでいるため、通勤列車が増発されます。ただし、当面、利用は医療関係者と定期券保持者だけで、一般旅行者は利用不可です。
感染者数は、今週になって、日々20件未満になり、過去3週間の感染者数は次の通りです。3月上旬の36件以来、久しぶりに今週は2桁に戻りました。
4月18日から24日  215
4月25日から5月1日 107
5月2日から8日    69
さらに、病院での入院者数も最悪期の半分以下になり、5月8日現在100人を割って95人(内ICU16人)に減少しました。
新型コロナでの死亡者が多くなった反面、経済活動縮小で、空気がクリーンになったため、欧州での空気汚染による死者が推定1万1千人減ったとの記事もありました。独2083人、英1752人、伊1490人、仏1230人。
すでにご存知かもしれませんが、読売新聞ネットにルクセンブルク大学に留学していた学生の「留学中断、悔しがる上智大生」の記事がありました。