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ロックダウン下のオクターブ

今年もオクターブの季節が来ました。オクターブについては、当サイトの「ルクセンブルクの伝統 5月」で詳しく記載されていますので、ここでは簡単に、復活祭後の3週目の土曜から16日間開催される大聖堂のマリアへの巡礼行事です。
外出制限緩和が徐々に進められていますが、依然として、感染リスクの高いイベントは中止されているため、例年、巡礼者で賑わうギヨーム広場での巡礼市は開催されず、しかも大聖堂でのミサも、距離を取っての着席となるため、参列者も限られています。
隣り合う席には着席禁止の張り紙がされています。その代わり、RTLや大聖堂のサイトでミサが実況中継されています。
今年は5月2日から17日まで開催されますが、5月6日にたままた天気が朝から久しぶりによかったので、ギヨーム広場の屋外マーケットを見に行ったついでに、大聖堂により、オクターブ開催に気が付きました。屋外マーケットは、賑わっていて、距離を取って行列している様子や、着用義務のマスクに加えて、シールドマスクを着用している買物客も見られました。ダム広場では、マックがテイクアウトのみで営業を始めていました。
5月7日の朝9時半からは、ジャン前大公1周忌のミサが、オクターブ開催中の大聖堂でテレビ実況中継がありましたが非公開で開催されました。
外出制限で、あまり町の中心に行くことがなくなり、またイベント案内もなくなり、巡礼市、巡礼行列もなくなったため、あやうく気が付かずじまいになるところでした。