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Luxembourg 5G Conference

昨年に続いて、第二回目の5G会議が、12月11日の12日の2日間にわたって、ルクセンブルクで開催されました。交通渋滞による出席者の遅れで、開始時刻が朝8時45分から9時10分近くまで遅れました。8時20分過ぎに会場に着いたときは、昨年とは様変わりのがらがらで拍子抜けしました。それでも首相のスピーチが始まるころには、かなり空席が埋まってきました。首相は500人超の参加者があるとのことでしたが、残念ながら、実際の参加者はかなり下回った感じでした。特にVIPのスピーチが終わった午後や2日目は閑散としていました。スピーチでもありましたが、ルクセンブルクを含むEU諸国での5Gの遅れが影響していると思われます。中国の深圳での5G体験の紹介や韓国LGでの5Gでのアプリ紹介がありましたが、日本は、中国や韓国に比べてかなり遅れているせいか、日本からの参加者は見当たりませんでした。韓国LGは初日に続いて、2日目も写真やビデオで、5Gで可能になるマルチスクリーンを生かした複数画面でのスポーツ実況や歌謡番組などを詳しく説明していました。一方で、5Gによる健康リスクも今回の大きなテーマで、5世代は4世代と変わりがないとの技術側サイドの説明に対して、参加者からはガンの危険性が指摘され、意見が合いませんでした。携帯アンテナ、Wifi、携帯自体のリスクがあり、健康省の担当者は、Wifi使用はできるだけ避け、携帯もできるだけ耳から離して使うようにとの指摘がありました。健康に対する懸念が、5世代プロジェクトが、中国、韓国や米国に比べて遅れている一つの要因に感じられました。