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Quattropoleを知っていますか

Quattropoleは、辞書で意味を調べるとイタリア語で4つの極と言う意味ですが、ルクセンブルク市、フランスのメッス、ドイツのトリア、ザールブリュッケンの3か国国境地域に位置する4都市が、共同で様々のプロジェクトを行っているネットワークです。4都市の仏独語による観光ガイドブックも発行されています。詳しくは、次のQuattropoleサイトでわかります。
https://quattropole.org/en/about_quattropole
2015年から任期2年の持ち回りで、ザールブリュッケンから、メッス、トリアの順で、各都市の市長が議長を務めており、2021年からはルクセンブルク市長が議長を務めています。ルクセンブルク市が議長都市になったことで、今年のWinterlightイベントの一環として、旧アルベド本社前広場に4回目の議長を意味する4本のロウソクがともされました。19日には、クリスマス・マーケットで賑わうダム広場にスタンドが設置され、広報活動が行われ、通行人に無料で記念品が配布されました。布袋バックの中には、白い折り畳み傘、4都市のガイドブック、地図、ロゴ入りマスク、2019年の活動報告書、筆記用具などが入っていました。係員の女性が、通行人に呼び掛けて布袋バックを渡していましたが、受け取っている人は少なかったです。日本だったら、きっと人だかりができるのではないかと思いますが、豊かな国では、無料で配布されているものに関心がある人は少数派です。先日の欧州委選定の映画会でも、EUのロゴ入りの筆記用具、マスク、マグカップなど広報活動品が入った布袋バックを配っていましたが、受け取ったのは、半数以下でした。日本人と異なり、必要でないものは、家の中で邪魔になるので、もらわないという考えがあるみたいです。確かに、欧州人家庭の家を訪問すると、日本と異なり、物が少なく、整然と整理されていることが多いです。
クリスマス・マーケットにも行ってきましたが、ダム広場も憲法広場会場も長い行列ができていました。ワクチン・パスポートだけでなく、不正防止でIDカードチェックもするため、以前よりも時間がかかっています。でも、中は例年に比べるとあまり混んでいませんでした。パリ広場会場は空いているので、チェック済の紙の腕輪は、パリ広場で付けてもらい、センターに逆戻りしました。