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知られざるルクセンブルク 8 – Rosport

ルクセンブルクでは、8月下旬になって、猛暑から一転、曇がちの肌寒い秋を思わせる天気になってきました。8月24日は朝15度で、昼でも21度しか上がらず、しかも雲に覆われていましたが、雨の可能性は低かったので、Rosportへ久しぶりに散策に行って来ました。中央駅から独コブレンツ行きの急行列車で国境の町Wassenbilligで下車し、駅前バス停から485番Echternach行きのバスに乗り換え、15分ほどでRosportに到着します。バスはSauer川沿いを走行するので進行方向右側の座席で、蛇行する川が見れます。
ルクセンブルクに住んでいる方ならば、Rosportに行ったことはなくても、ミネラルウォーターのブランド名として、だれもがRosportの名前は知っていると思います。工場は町を抜けたところにあります。今回は、町内散策と、川沿いの公園に沿って、南下し、川が大きく蛇行して、ルクセンブルク領が逆U字形にドイツ領に張り出している地区を散策してきました。森にはすぐに入らず、ぶどう畑沿いを歩いて、帰りは森の中を歩いて戻ってきました。モーゼル川沿いのぶどう畑は何回も歩いていましたが、ザウアー(Sauer)川沿いのぶどう畑を歩いたのは初めてでした。すでに、大きく育ったぶどうが一面に広がっていました。この散策道では、リンゴや洋ナシの実も見られました。ぶどう畑に続いて、とうもろこし畑があり、森を抜けて戻ってくると、丁度、小さなダムが目の前に見える川沿いの道に出ました。対岸の町はドイツです。
Rosportは、ルクセンブルクの偉大な発明家ヘンリ・チューダーが生まれ住んでいたところとして有名で、現在、かっての住居がチューダー博物館になっています。ヘンリ・チューダーについては、別の機会に紹介したいと思います。池のある庭は英国風庭園で一般公開されています。