結局、11月22日の土曜日は朝から一日よく晴れていましたが、氷点下の日で、朝の-6度から日中でも0度までしか上がらず、真冬の寒さでした。
当日は、私が年1回楽しみにしている子供向けのサイエンス・フェスティバルを見学してきました。子供向けのイベントなので科学をわかりやすく、実験、実演や標本などを通じて、説明しています。例年、小さな子供を連れた家族連れで賑わうイベントなのですが、今年はなぜかがらがらで、訪問客よりも説明スタッフの方が多いほどでした。いつもは、子供たちに説明しているのを見たり、聞いたりしていたのが、嫌な予感がしたら2か所で捕まってしまい、個別に説明を受けるはめになりました。1か所目は、力の世界で、たまたま写真を撮影していたら、学校教師らしい中年女性から声をかけられ、手持ち無沙汰な生徒らしい女子高校生に説明するように指示してました。説明に慣れてないせいか、持っていた資料を見ながら説明していました、続いて、離れた場所にあった部屋に行ったら、いきなり女学生から目の錯覚を起こす絵や写真を何枚も見せられ、どちらが大きいか質問されました。同じ部屋では岩石の結晶、バクテリアについても展示があり、同じ女性が担当ではなかったですが、各展示の説明員による仏語説明の英語への通訳をしてくれました。終了後、他に見学者はいなかったので、今度は女学生にこちらから色々と質問してみました。マーストリヒト大学でロボット工学を勉強しているルクセンブルク人女性で、ロボットについて進んでいる日本に行ってみたいと言ってました。なぜ、このバイトをしてるのか聞いたら、時給が高いためと答え、どうやってこのバイトを見つけたのかは、友人ネットワークから紹介された、すでに何年も参加しているとのことでした。ルクセンブルクは小さな国で、人口も少ないため、ルクセンブルク人学生のネットワークはすごく、卒業後、社会人になっても続き、困ったことがあると、ネットワークを活用して、知らない人でも知識がある人や、専門家仲間を紹介してもらえます。また、ルクセンブルクの公的機関イベントでの時給は確かに、日本で考えられないほど高給です。私が、夏に実施したワークショップの時給は日本円で1万円強ですから。学生なので、この女性は金額は言わなかったですが、おそらく拘束時間が長いため、これほどではないと思います。私の場合は、日本人なら誰でも知ってる折り鶴の折り方を紹介しただけなので、次回は無料で今度はアイヌ模様の切り紙ワークショップを開催することにしました。
ルクセンブルクでは公用語になっていない英語を話す人が多く、特に子供向けイベントでは、公用語のルクセンブルク語、独仏語に加えて、多くのスタンドでは英語でも説明を受けられますし、英語のパネル説明もあるワークショップもありました。
その後、初めての週末で混雑するクリスマス市を散策してから、インターナショナルバザーの日本スタンド・イベントである琴の演奏と日本の歌を見てきました。演奏と歌自体は素晴らしかったですが、残念ながら会場は騒々しかった上に、近くのスタンドでのマイクによる放送もあり、後ろの席では、聞きづらいほどでした。