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活気が戻ってきた7月初の土曜日

7月になって初の週末となる土曜日の午後4時過ぎにルクセンブルク市中心部に行ったら久しぶりに多くの買物客で賑わっていました。ダム広場やショッピングストリートに置かれた屋外テーブルでは、午後のドリンクを楽しむ人で、どこも空きテーブルを探すのが困難なほどでした。夏のバーゲンセールが始まって2回目の週末ですが、人気のあるルイヴィトン、シャネルやグッチのブランドショップでは、人数制限のため、店舗前で行列している人を見かけました。新型コロナで外出規制されて以来、人出が絶えていたボック要塞のテラスにも見物客が戻ってきて、記念写真を撮影している人を何人も見かけました。その一方、感染拡大を防ぐための規則が守られているかを監視するために、警官の巡回も大公宮殿前で見かけました。
公共交通機関や店内でのマスク着用、社会的距離を保つなどの規制以外は、外出制限がなくなったため、感染が東京同様に若い人の間で広がり、感染者が増大しています。6月19日から26日までで74人だっいたのが、6月27日から7月3日は274人と一気に4倍弱まで急増しています。再開された学校でのクラスターも発生していて、7月4日現在20余りのクラスが教員や生徒の感染で閉鎖されています。
欧州各国の規制緩和、欧州内での移動規制の解除などで、人の移動が増加したため、再びロックダウンされる地域が欧州内で増えてきました。
スペインーカタロニア北東部の20万余りが住む地方が閉鎖
ポルトガルー約70万人が住むリスボン地方が7月1日から少なくとも2週間閉鎖。
ドイツーオランダとの国境にあるノルトライン=ヴェストファーレン州の60万人以上が住む2地域が6月23日から閉鎖
英国ーイングランド中央に位置するレスター市が6月30日から閉鎖
イタリアーナポリ北60㎞にある人口700人余りのモンドラゴーネが6月22日から閉鎖
国単位のロックダウンは経済への影響が大きいため、各国ともに感染拡大地域のみの閉鎖に留まっています。