ルクセンブルクは、小国にも関わらず50以上の古城があることで知られています。今回は、ルクセンブルクの古城の中でも日本人にはなじみがないですが、ユネスコ支援で中世の生活がわかる「カルチャー・トライアル」を設けたことでよく知られている国内西部にあるUseldange城を紹介します。
廃墟となっていた古城がよく整備され、身体障碍者でも訪問できるようにエレベーターも設置されています。また「カルチャートレイル」は、城とその周辺の歴史を巡る16か所の旅と、中世の生活の探検で、ユネスコの支援を受けて開発されたこのトレイルは、視覚障害者を含むすべての訪問者のために特別に設計されています。点字での説明が記載された情報掲示板や、英語、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語での音声によるプレゼンテーションもあります。
歴史など詳しい説明は次の英文サイトでわかります。
ルクセンブルク中央駅からのアクセスは、L10の北部地方行き急行で、Mersch駅まで最短16分、駅前右にあるバスターミナルから445番のバスに乗って26分でUseldangeの村まで着きます。城は、川沿いの丘の上に見えます。城の手前に観光案内所があり、城の先には、教会、小さな庭園があります。
2つの塔は橋で結ばれていて、28mの高い方の塔からは、村全体や周辺が見渡せます。入場は無料で、年中無休、8時半から19時まで、自由に入場見学できます。