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新型コロナ・ワクチン接種開始

新型コロナのワクチン接種がEU加盟国で一斉に始まっていますが、ルクセンブルクでも12月28日午後から開始されました。
ルクセンブルク市内のヴィクトル・ユーゴ・ホールで、男女2人の看護師に対して、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスの最初のワクチン接種が行われました。EUから配布された第一ロットのワクチンは9700回分で、1人当たり2回接種が必要なため、4850人分です。約800人の病院スタッフが初めに接種を受け、次いで、老人ホームのケアスタッフが予定されています。
来年1月末までに1万2千人、3月末までには3万6千人に接種される予定です。
感染リスクの高い医療関係者1万7千人、65歳以上の9万人、喘息・糖尿病・心臓病などの持病がある人13万2千人に接種の優先権があります。
ただ、接種は強制ではなく、任意です。

クリスマス休暇で、検査件数が激減しているため、新規感染者数は、25日の253人(9081人検査)から26日の52人(1056人検査)、27日の54人(1101人検査)、28日の16人(300人検査)と同じく激減して、久しぶりに100人を割りました。また、ICU患者を含む入院者数も25日の167人から165人、152人、140人と減っているのも明るいニュースです。ただ、死者は25日の4人から、5人、8人、9人と逆に増加して計487人と500人間近になったのが懸念されます。10月末現在での累計死者数が157人でしたから、わずか2か月未満で、倍以上の330人が死亡しています。第二波での死亡者の多さが目立ちます。

first vaccination center(Hall Victor Hugo)