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路面電車延伸工事で中央駅先の陸橋閉鎖

ルクセンブルクの路面電車を見て、おかしいと気がついた人はいますか。東京の都電は架線があり、パンタグラフから電気を受け取っていますが、ルクセンブルクの路面電車は、大半の区間、特に、昨年開通した新区間では架線が全くありません。蓄電池電車で、走りながら電力を蓄えています。
架線がないので、都市景観に優れています。世界で運行されている最新の低床式路面電車では、架線なしの蓄電池電車が増えています。

ルクセンブルクでは、一般的に道路工事や建設工事は遅れるのがほぼ当たり前で、1年遅れも珍しくないです。しかし、首都の路面電車延伸は、国家の威信をかけた工事で、昨年は新型コロナのロックダウンで工事が1か月以上も止まったのにも関わらず、8月の建設労働者一斉休暇中も、異例の工事を続行して、予定通り、12月の中央駅まで延伸開業にこぎつけました。ルクセンブルク人もやればできるということを実証したみたいです。

次の目標は、Howardを経て、Cloche D’Orまで、2023年の開業実現で、中央駅からの工事がすでに始まっており、3月20日の週末は、線路を超えて南部地区にわたる陸橋を全面通行止めにして、路面電車部分の橋幅を広げる作業が実施されました。次のリンクでビデオが見れます。
https://today.rtl.lu/news/luxembourg/a/1692092.html
また、延伸区間工事プロジェクトの詳細は、仏語ですが、次のサイトでわかります。
https://paperjam.lu/article/cartes-projets-extensions-tram