復活祭連休2日目は、午後4時頃から、ルクセンブルク市内にある戦跡巡りをしてきました。夏時間になって夜8時過ぎまで明るくなったので、午後を有効活用できます。
スタートは、中心街から赤い橋を渡ったキルヒベルク地区入口で、森の中を通って、MUDAM(ジャン大公記念現代美術館)前に出て、ツェンゲン要塞公園を散策しました。先日、夜間に禁止されている集まりがあったため、現在は、柵が張られていて、夜間立ち入り禁止になっています。18時から翌朝6時までは入れません。要塞上の草の上では、日なたぼっこをしながら、ピクニックを楽しむ若者のグループが数多く見られました。
再び、MUDAM脇まで戻って、森の中を下ってクラウゼン地区に下ります。途中、塔が残っていて、さらに下って行くと、EUの父と言われるロベール・シューマンの生家があります。さらに下ると、左に独軍兵士の墓地があります。プロシア占領時代、二度の世界大戦で死亡した兵士の墓が並んでいます。新しい墓では、1940年5月14日以降の墓が目立ちました。5月10日に西部戦線開始があったので、開戦直後に、南部フランス戦線で戦死したと思われます。ルクセンブルクは当時、永世中立国で、無血占領されました。
川沿いまで下ったら、左方向に川沿いを歩くと、16世紀に当時のルクセンブルク総督マンスフェルトが築城したマンスフェルト城跡の公園にでます。公園内を散策すると、家族連れが、ドッチボールに似たゲームを、少年たちがサッカーを楽しんでいました。付近には、城の門などが残っています。また、カフェの前には、第一次世界大戦の英軍航空機による爆撃で死亡したルクセンブルク民間人の慰霊碑があります。反対方向を川沿いの遊歩道を歩いて行くと、ボック要塞の下にある谷底に出ます。日本レストラン「かまくら」前の橋を渡って、バス停から23番のバスで中央駅に行ってもいいし、地下道を通って、エレベーターに乗り、中心街に向かっても行けます。
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