今年も、昨年に続いて、新型コロナ対策で、ナショナルデーのほとんどのイベントがキャンセルされました。ただ、ワクチン接種が大人の4割に達して新規感染者が1日15人以下と大幅に減り、死者も20日間なしが続いたこともあって、前夜祭はなくなりましたが、バーやディスコの営業が深夜3時まで許可されました。暗くなる前の夜8時過ぎに行きましたが、まだレストランの屋外席で食事をしている人が多かっただけで、中心街は、宮殿脇のバー街を除くと人出はあまり多くなかったです。でも報道によると深夜になって混雑したみたいです。写真が次のサイトで見れます。
http://www.lessentiel.lu/fr/luxembourg/story/une-etrange-sobriete-a-plane-sur-la-fete-nationale-29625965
先週の猛暑が一段落して、前夜は一日曇ったり雨で肌寒いほどでしたが、ナショナルデー当日は曇りから晴れてきました。ただ、風はさわやかで、午後に晴れても20度と久しぶりに快適な天気でした。軍事パレードはキャンセルされましたが、朝11時から国立連帯記念碑前で大公殿下、首相、議会議長のスピーチが開催されました。残念ながら、スピーチはマイクの音が小さく聞こえませんでしたが、最後に、欧州の歌である「歓喜の歌」と国歌の演奏がありました。スピーチの内容は次の英文サイトで読めます。
https://today.rtl.lu/news/luxembourg/a/1743366.html
先に着いた首相は、集まった観客と道路越しに話したり、近くの柵の外にいた老夫婦と話をしていました。しかし、久しぶりに大衆の前に姿を現した大公殿下は、セレモニーが終わるとすぐに車で立ち去ってしまいました。町の中で国旗を掲揚しているところも、大公殿下夫妻の写真を展示している商店もあまりなく、新型コロナで盛り上がりが欠ける祝日でした。