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新型コロナの感染が再拡大して、多くのイベントが中止される中、7月中旬の洪水で大きな被害を出したエッテルナッハで、スチームパンク・コンベンションが7月最後の週末に開催されました。新型コロナの影響で、スチームパンクファッション関連の衣装やアクセサリーなどを販売するスタンドも例年の半分強で、スチームパンクファッションを着た参加者も10人に満たず、低調でした。ただ、ドイツやオランダから参加した熱心な参加者もいました。
スチームパンクのイベントはあまり日本ではなじみがないかもしれませんが、世界中で行われており、ルクセンブルクでも、エッテルナッハの他にFond-de-Grasでも行われています。大人というよりは、高価のアクセサリーを身に着けているので、ヴィクトリア時代ファッションとSFイメージが合わさったシニアのコスプレという感じです。
同じ週末には、通常、川沿いで大きな蚤の市が開催されるのですが、今年は、中止になっていました。また対岸のドイツ側にあるキャンピング場も洪水があったせいか、例年に比べて、がらがらでした。
エッテルナッハの商店街も川に近い方は、被害が大きかったせいか、営業せずに空き家になっている店が多かったです。一部のカフェは、屋外イベント用のスタンドを使って店の前で営業していました。報道では、2軒が浸水被害を受けて、撤退を決めたとのことですが、コロナに加えて、温暖化で、集中豪雨のリスクが高くなり洪水再発の恐れがあることも影響していると思います。

洪水の跡が壁に残る住宅街

川に近い方の商店街入口で、左のレストランは営業停止中、右側のカフェは屋外イベント用スタンドで営業