sightseeing

アールセール湖(Lac de la Haute-Sûre)

6月10日の金曜日は、久しぶりにハイキングクラブのメンバーと一緒にアールセール湖の周辺を歩きに行きました。
トラブル続きの一日で、早くもエッテルブリュックでバスに乗ったら、なんと湖水浴場で有名な目的地のInsenbornではなく、手前の観光地エシュシュルセールの停留所で降ろされてしまいました。バスの運転手はとても親切で、工事のため水曜から本日まで通行止めで、バスは折り返しになると英語で丁寧に説明してくれました。英語が上手なのには驚きました。
そこで、湖をせき止めているダムまでは近いので歩道を歩いていき、久しぶりに徒歩でダムの上の道路を歩きました。それから、バスだとあまり時間がかからずに湖を横切る橋があったことを思い出して歩き始めましたが、道路工事は終わったみたいで、車が走り始めており、しかも歩道がなく、車が飛ばしていたので、安心して歩けませんでした。思ったよりも歩くと距離が長かったですが、無事に橋にたどり着き、橋の両側には歩道がありました。歩道があったのは、ハイキングコースで橋を渡るためで、帰りは、ハイキングコースで、エシュシュルセールまで歩いて戻って来ました。
ルクセンブルクのハイキングコースの優れている点は、標識が完備していて、地図がなくても、迷わずに歩ける点です。しかもコースの道もよく整備されています。橋のそばの標識で4.4kmの表示があり、初めの1km近くは上りが続いて、結構疲れました。森の中を抜けて、途中、紫の花があちこちで見られ、群生している箇所もありました。ルクセンブルクでは、よく見る花ですが、名前がわからなかったので、画像検索でググったら、すぐにヒットしました。日本語では、ジギタリス・プルプレア、英語名はLady’s gloveで、オオバコ科の有毒な顕花植物と、毒があるのには驚きました。
途中、森の木々が途切れて視界が広がったところが絶景で、湖を丘の上から見渡せました。まるで、絶景を見せるために木々を切ったみたいでした。目的地の展望台には行けませんでしたが、意外にも絶景スポットを見つけられました。おそらく2度と行かないところです。森の中では、透明なとんぼやアゲハ蝶がたくさん舞っていました。丘を下って行くと、エシュシュルセールのマリア像のところに出ました。
広場のバス停には近代的な建物のトイレがあり、清潔で無料でした。ルクセンブルクが他の欧州諸国と異なるのは、無料の公衆トイレが多く、手をふく紙が整備されていることも多く、しかも清潔なことです。
バスでエッテルブリュックに戻ったら、今度は接続するベルギーからのインターシティが20分近く遅れ、しかも、信号で何回か途中でも止まり、中央駅の2つ手前の本来停車しない駅で20分もオペレーショナルなトラブルで停車するとのことだったので、市バスに乗り換えて帰りました。

11、12日の週末は、ルクセンブルク市内ではポルトガルの建国記念日を祝うポルトガル祭が、中部地方のUseldangeでは中世祭りがあります。