ルクセンブルクでは、バカンスシーズンが終わり、学校での授業も再開され、通勤する人も増加してきて、再び他の欧州諸国同様に、新型コロナ感染が再拡大してきました。欧州では、人口10万人あたりの割合が、スぺンン、チェコ、フランスに続いて4番目に多くなり、ベルギーから感染レッドゾーンに指定される事態になりました。ただ、10万人当たり50人を超えたのに、政治的配慮かドイツからの指定は免れています。最新の10万人当たり感染者数は107.33です。
9月に入って、ぶり返した猛暑も終わり、17日にはついに20度を割り、週末には10度近くまで下がる予報で、久しぶりにルクセンブルクらしい昼でも薄暗い気候に戻るみたいです。
日本でも秋は文化の季節ですが、欧州でも秋は文化財公開の季節です。ルクセンブルクでは、9月25日から10月4日まで欧州文化遺産の日として、普段、公開されていない建築の公開、ガイドツアー、展覧会などのイベントが1週間にわたって実施されます。
ルクセンブルクの小ベルサイユと呼ばれている古城も公開されます。さあ、どこでしょう。そして、なぜ、そう呼ばれているのでしょう。
詳細のイベント・プログラムは次のサイトで見ることができます。
https://journeesdupatrimoine.lu/agenda/
残念ながら、英語でもルクセンブルク語でもなく、仏語です。10月4日公開予定の旧ユダヤ教会は、一足先に9月6日にユダヤ遺跡ガイドツアーで訪問してきました。また、ルクセンブルクでのヨーロッパ評議会の文化ルート展はすでに開催されています。
右側の建物が旧ユダヤ教会で、左にある隣の建物は旧ユダヤ学校。ガイドの説明では、旧ユダヤ学校は個人所有の住宅で、旧ユダヤ教会のみ市の保有で外観復元工事中とのこと。