culture

The exhibition “Frontaliers”

10月22日から欧州文化都市エッシュ関連行事として、越境労働者をテーマにした展覧会「Frontaliers」がEsch-Belvalで開催されています。開催日から1週間は無料にも関わらず29日の土曜日午後に行ったら、だれも観客はいませんでした。越境労働者の生活を対象者がビデオで語る映像と写真パネルによる展覧会でしたが、越境労働者にはあまり関心がないみたいでした。ルクセンブルクを語る上で、越境労働者の存在なしには、考えられないですが、国内労働者の半数余りを占めて身近な存在のせいか、展覧会を見ることもないと思われているのかもしれません。今回の展覧会では、越境労働者のうち、フランスからの労働者を扱っており、かっての炭鉱と鉄鋼の地方が、ルクセンブルクの発展によって雇用が救われた様子がわかります。車通勤が多いため、車のフロントガラスにビデオ映像を映し出した展示もありました。過去20年間で、フランスからの越境労働者は倍増して、同じく隣国のドイツ、ベルギーを合わせた総数の過半数はフランス人です。
フランス人は銀行で働くだけでなく、飲食業などのサービス業でも多く働いており、首都ルクセンブルク市では、母国語のルクセンブルク語よりもフランス語の方がよく話されています。マスコミ各紙でも大きく取り上げられていました。
https://5minutes.rtl.lu/photos-et-videos/on-en-parle/a/1985183.html

Frontaliers, des mineurs de fond aux comptables de fonds

近くの別の建物では「In Transfer – A New Condition」展が開催されており、共通入場券で入場でき、こちらは10人ほど観覧客がいました。両会場ともにかっての製鉄工場跡の建物を利用しています。
駅に隣接したショッピングセンターでは、ハロウィンのイベントも開催されており、多くの買物客で賑わっていました。

無料入場券をもらったビジターセンターでは、フランスの旅行ガイド出版社が発行したルクセンブルクの最新ガイドブックを無料で配布していました。定価9.9ユーロのガイドブックですが、ルクセンブルク政府の協力で作成されていました。豊かな国であるルクセンブルクでは、ときどき無料で書籍や展覧会カタログを配布していることがあります。