10月18日以来、新規感染者が急増していて、ついに24日には過去24時間の新規感染者が、日本の同じ日の731人を大幅に上回る862人を記録しました。
18日からの新規感染者数は、242人、112人、230人、416人、595人、516人、862人と過去1週間での急増が目立ちます。
感染急増を受けて、ついに政府は23日に深夜外出禁止、来訪者数の制限などの規制を26日から新たに導入すると発表しました。詳細は、日本大使館からのメールによると次の通りです。
1 夜間外出禁止令(午後11時から午前6時まで)
夜間外出禁止令を過ぎて外出する者は、例えば、この時間帯に飛行機が着陸した場合など、外出することが必要な証明を行う文書を保持しなければならない。
2 集会人数の制限
各世帯において受け入れることができる来訪者の数は最大4名まで(当該世帯における家族を除く。)とする。4名までという基準はレストランでの食事を含むあらゆる会合における最大数。屋内でも屋外でも5人以上が集まる場合はマスクの着用が必須となる。10名以上が集まる場合はマスクを着用し、かつ、2メートルの距離を維持する必要がある。
スポーツの場合、1グループが4人を超えない限り、通常のトレーニングを行うことができる。5~9人の場合はマスクを着用する必要があり、10人以上の場合は2メートルの距離の確保という要件も追加される。
感染対策と経済との両立を図る政府としては、苦しい選択を迫られました。ただ、感染爆発してからの規制発表は遅すぎるという批判が出ています。また夜間外出禁止開始時間をフランスの夜9時やベルギーの夜10時でなく、夜11時からとしたことで、住民の95%が寝ている時間で無意味との投稿がネットにありました。レストランの夕食で、多くが夜の10時にラストオーダーになるため、レストランに影響がでない時間帯にしたみたいです。実質的に影響を受けるのはバーだけです。政府としては、病院での入院者数、院内感染の状況を見ていたのですが、いくつかの病院でクラスターが発生し、医師の隔離や入院者数も増えて、規制に踏み切らざるおえなかったみたいです。医療に脆弱性を抱えるルクセンブルクなので、医療崩壊が起きないことを願っています。
感染急増により政府が外出自粛を求めている中、今週末は、日曜営業日となる冬物コートセールのMantelsonndegで、首都商店街やショッピングセンターでは、大々的に宣伝して来訪を求めていますが、はたして人出はどうなるか。
ところで、今週末の25日の日曜日は、10月最終日曜日で、冬時間に変わりますので、要注意です。
新たにキルヒベルク地区に開設された新型コロナ診断センター
(医師からの検査依頼処方箋を持った人の検査を担当)