日本では、5月25日最後まで残っていた首都圏と北海道の緊急事態制限が解除されて、4月7日に最初に宣言されて以来、1か月半ぶりに全面解除されましたが、ルクセンブルクでは、段階的に外出制限緩和中で、3月に発令された非常事態制限は依然として続いています。5月25日は、首相から外出制限緩和第3フェーズが次のように発表されました。日本大使館からの概要を掲載します。
・レストラン及びカフェについては,5月27日(水)からテラス席のみ,29日(金)からは店内席も利用可能となります。ただし,立食席は不可,着席するテーブルは1.5m間隔を維持し,同テーブルに着席する人数は,同世帯である場合を除き,4名までとなります。
・フィットネス施設,映画館,プールについても,感染防止措置を行う前提のもと,29日(金)に利用可能となります。
・結婚式や葬式等の宗教的セレモニーに関し,20名以上の参加を許可されます。また,文化・スポーツ行事,会議,宗教行事等,事前予約により指定席を確保できる行事についても,20名以上の参加を許可されます。
また、25日から小学校が分散登校で再開されており、下校時間には、お子さんを待つ両親や待機するスクールバスの姿が見られました。ただ、校庭で遊ぶ姿はまだ見られません。
26日には、郵便ポストに、大規模検査案内のパンフレットが入っていました。全住民ではなく、検査招待状を受け取った人が、任意で検査を受けることができるとのことです。同じ日からルクセンブルク市では、16才以上の全住民対象に無料で50枚のマスク配布が始まりました。混んでいたら、別の日に行く予定でしたが、配布会場はなんとがらがらでした。政府から送付された引換券のみで、本人確認もなく、50枚のマスク入りの箱を受け取りました。
また、同じ日は朝から久しぶりに飛行機の騒音の回数が多いと思ったら、ルクスエアーの航空機が頻繁に飛行していました。29日からルクスエアーはストックホルム,リスボン,ポルト,ミュンヘン,ハンブルクの5都市への便を再開する予定のため、操縦士の訓練をしているみたいでした。ルスクエアーの旅行パッケージツアーであるルクスツアーズも5月31日からポルトガル南部地方へのツアーを再開します。
マスク着用や社会的距離などの制限はありますが、市営バスの運行もほぼ外出制限前に戻って、新型コロナと共に生きる新しい生活がルクセンブルクでも始まっています。