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新型コロナ・ワクチン接種

日本では、65才以上の高齢者へのワクチン接種申込受付がやっと始まったばかりですが、ルクセンブルクでは、医療関係者、高齢者施設などの優先者に続いて、年齢が高い順に段階を追って、対象者を政府が選び、招待状を郵送しています。
先週から、いよいよ65から69才と最後の高齢者住民グループと既往の健康状態により中程度のリスク保有者に対する第4フェーズが始まっています。
接種は任意で、希望者は、大規模検査と同様に、政府のコロナ関連画面にアクセスして、個人情報を入力後、希望接種場所と日時を選択します。ただ、日時選択は、大規模検査では数週間と長い期間から選択できたのに、水曜にアクセスしたら、翌週月から水曜日の3日間だけでした。
65才以上の高齢者には、希望すれば事前申し込みで自宅からミニバスによる往復無料送迎があります。ただ、駐車場には2台しか停車していなかったので、利用者はあまり多くなさそうです。
ルクセンブルク市では、リンペルス地区にあるビクトル・ユーゴ・ホールが接種会場で、入るとすぐに係員が招待状を確認し、手消毒後、中に進むよう指示されました。ホールへの通路で、係員兵士から身分証明書と招待状の提示を求められ、パソコンで記録を確認後、ホール内の待機場所識別アルファベットが書かれた紙を渡されました。待機場所では10人ほどが待っていましたが、数分後に名前を呼ばれて、医師から問診後、接種されました。女性には、女性医師が、男性には男性医師が担当されるみたいでした。担当医師は、モーリシャス出身で、リラックスさせようと、モーリシャスのことを面白く話していました。問診では、熱があるかどうかをセンサー体温計で確認して、予防接種でのアレルギー反応の有無を聞かれました。持病持ちなので、服用している薬のリストを見せましたが、さっと見て、何も言いませんでした。日本のニュースでは筋肉注射とのことで、痛いかと思いましたが、全く痛みを感ぜずにすぐに終わりました。接種後に、15分別室で待機されるように言われ、次回接種日時の招待状を渡されました。別室には、20人ほどの人が座って待っていました。時間は自己管理で、15分経った人はかってに立って、外に出ていました。ホール内あちこちに写真撮影禁止のマークがありましたので、撮影は控えました。
接種後は、腕を上げると少し痛みを感じただけでした。数日間は副作用の様子見です。
当日は、雪がときどき激しく降るあいにくの天気で、雪になると気温2度、晴れてくると5度でした。雲の加減で雪になりました。
日時指定の招待状持参者だけが、接種できるので、会場は混みあうことなく、行列もできてなかったです。
接種キャンペーンの広告がバス停に表示され、全世帯には接種広報紙が配布され、接種が呼び掛けられています。

右の建物がワクチン接種会場

バスに乗ったら雪が激しく降ってきた。