sightseeing

詩のようなワインを提供するバー。

かつて英の有名ロック歌手スティングさんは、来日中のインタビューの中で、

「ワイン造りは音楽作りと似ている。」

と話していました。
(参照:http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1755429.html)
ワインの奥深さを感じさせるコメントですが、他にもワインにまつわる素敵な言葉がある事を、前回のルクセンブルク訪問で学びました。

そのワインバー、「Vins Fins」はルクセンブルク旧市街に隣接するGRUNDの、ムンステ通りとトルヴ通りのY字路に、静かに佇んでいました。すぐ近くには和食の名店「Kamakura」やイタリアンの老舗「Mosconi」があります。冬のクリスマス前の夜、寒さ澄み渡る空気に震えながら、シンと静まり返った夜道を歩いていたその時、シックな外観と暖かそうな店内の様子にグッと引き込まれました。COSYという言葉がとてもよく似合う雰囲気です。
お店の看板には、メニューではなく、

「Wine is bottled Poetry!」 (ワインはボトルの中にある詩だ!)

という、素敵な言葉だけが書いてあります。

調べてみると、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」などで有名な19世紀のイギリス人作家、ロバート・ルイス・スティーブンソンがカリフォルニアのワイナリーで詠んだ詩の言葉だそうです。こんな素敵な言葉を掲げるバーが美味しくないはずがない!
ルクセンブルクで行きたいアドレスがまた一つ増えました。
残念ながら前回のルクセンブルク訪問中は、お店でワインを飲む事は叶いませんでしたが、次こそは必ず行ってみたいと思っています。
HPによるとオーガニックワインを中心に扱っているようです。

Vins Fins
18, Rue Münster
L-2160 Luxembourg
http://www.vinsfins.lu/