東京も長い梅雨が明けて本格的な夏が来たみたいですが、ルクセンブルクも夏本番で冷房がないため毎日かき氷を食べて暑さをしのいでいます。
今回は地元の人が勧めるモーゼル川の絶景が楽しめるところを紹介します。
このシリーズでは全て無料の交通機関を使用して訪れることにしていますので、第一回目同様にルクセンブルク中央駅から175番のバスで、モーゼル川遊覧船の船着き場があるRemich Gareで降ります。乗り換えのバスは450番のGrevenmacher行きですが、時間が20分ほどあるので、近くにあるBrill公園に初めて行って来ました。小さな公園なので余裕で戻ってこれます。450番のバスで終点手前の村Machtum Gelleburで降ります。25分ほどのバス旅ですが、モーゼル川沿いのワイン街道を走りますので、右にモーゼル川、左にブドウ畑が見えます。ルクセンブルクで最も美しい景色が楽しめる路線バスです。特に一部丘の上に上って、裏にある村を経由するので、バスからもモーゼル川が眼下に見渡せます。
モーゼル川沿いの停留所を降りて、モーゼル川を背に狭い通りを上がって行きます。この坂はかなり急です。坂を上り切って右側の2つ目の角を右に回るとブドウ畑が見えてきます。道沿いにさらに上がっていくと、丁度、モーゼル川がU字型に蛇行している風景が見られます。ここが、ルクセンブルクを流れるモーゼル川で一番美しいと言われる地点です。ハイキング道ではなく車道なので、時折通過する車に注意が必要です。登り切って平原になる手前にGrevenmacherに通じる森の中を通るハイキング道があります。森を抜けると、ブドウ畑が両側に広がっていて、住宅地につながっています。
ブドウ畑の木にはワインの種類ピノ・ブランやピノ・グリなどが掲示されています。Grevenmacher町の中心まで、バスを降りてから1時間半ほどで歩けます。森の中には展望台、休息所やベンチが用意されており、急な坂には手すりがあるので、底が平らな靴でも問題なく歩けます。平日の午後だったので、犬を連れた3組のカップルを途中見かけただけでした。帰りはGrevenmacherからルクセンブルクへのバスもあるのですが、時間が合わず、すぐに来た485番のEchternach行きバスで、Wasserbillig駅で降り、列車でルクセンブルクに戻って来ました。13時10分のバスで中央駅を出て、17時24分に戻って来ました。ルクセンブルクは小さな国なので、半日であちこち行ける点が便利です。
Remich Gare バス停ー左の白い建物2階は観光案内所
Brill公園
バスの車窓