ルクセンブルクでは、6月末から感染拡大が止まらず、7月4日から10日の感染者数はついに300人を超えて330人を記録しています。11日も65人の新規感染者が出ています。感染拡大により、先週、デンマークは新型コロナ感染リスク国にルクセンブルクを指定し、ルクセンブルクからの訪問者を拒絶しています。また、同じ北欧のフィンランドも入国受け入れ国からルクセンブルクを除いています。そのほか、バルト3国、スロベニア、スロバキア、ルーマニア、キプロス、ノルウェーなども、14日間の隔離などルクセンブルクからの入国を制限しています。今後も、禁止や制限の国が増える可能性があり、外国旅行は控えて国内旅行が無難です。また、今年の夏のバカンスは、感染防止で人との接触がある公共交通機関やホテルではなく、個人や家族で旅行できるキャンピングカーが人気を集めています。
前回に続いて、路線バスで訪問できるガロ・ローマン時代の遺跡を紹介します。170番のバスを使って、わずか20分ほどで、遺跡があるDalheim村に着きます。土曜日午後2時過ぎのバスでルクセンブルク市を出発しましたが、大型バスには乗客1人だけで、途中で下車後は、目的地までは貸し切りで、途中停車がなかったです。劇場跡は3時からなので、村内を散策して、モダンな建物の役場外観を見て、丘の上の教会を見学してから、劇場跡、村の外にある集落跡を見学してきました。劇場跡の資料館では家族連れ3人だけ、集落跡では若者2人がいただけでした。
ルクセンブルクと隣接する独仏の地方には、多くのローマ時代遺跡が残されており、ローマ遺跡見物を楽しめます。ルクセンブルクは路線バスが地方でも多く、しかも1時間おきにあるので便利ですが、残念ながら独仏では車がないと回れないです。
ルクセンブルクの地方を旅してよく目にするのが、中華レストランで、前回と今回のような小さな村にも1軒ずつあり、レストランが他に1軒もないような村でも、よく見かけます。