今年は、新型コロナの影響で、外国旅行が難しくなり、国内旅行をするいい機会となりましたので、ルクセンブルク国内の知られざる観光スポットを新シリーズとして紹介します。すでに、全住民と越境労働者宛に、50ユーロのホテル券も配布されています。6月15日から、EU域内の国境はオープンされましたが、ルクセンブルクでの感染拡大で、北欧のフィンランドは、ルクセンブルクからの観光客受け入れを停止しています。今後も、国よっては、受入れ停止もありうるので、国内旅行が無難です。
基本的に、路線バスや列車で行ける場所を紹介しますので、日本から旅行する将来の観光プランの参考にもなると思います。
第一回目は、モーゼル渓谷を見下ろすローマ時代の神殿風埋葬室を紹介します。中央駅から175番のバスで、Remichの手前の村Bech-Kleinmacherで下車します。教会裏の丘の斜面にあるワイン畑の上にローマの神殿風建物が見えますので、教会からバスが通った道を戻って、角にある登り口から、丘の上に上がります。今の季節は、あちこちに花が咲いています。神殿風建物からは、モーゼル渓谷の絶景が見渡せます。
建物の中は何もないですが、地下室が墓室になっていて、石造りのお棺が安置されています。両側はワイン畑が続いています。
帰りは、ワイン畑の中を歩いて降り、モーゼル川沿いをRemichまで歩いて、184番のバスで戻れます。
行きの175番のバスは、温泉で有名なモンドルフ経由のため時間がかかり村まで40分ですが、184番は、キルヒベルクのLux Expoまで20分ほどで着きます。自家用車で行く場合は184番のバスルートを通常使います。途中、珍しいフランスパンの自動販売機が置かれた村を通ります。海外は自動販売機が少ないと言われていますが、ルクセンブルクでは、このほかにも日本であまり見られない植物の種や肥料を販売する自動販売機もあります。3か月ごとに種類が入れ替わり、今は、バナナ、ヤシの種や肥料が販売されています。
ルクセンブルクは、ローマ時代にフランスからドイツのトリア―に抜ける街道沿いに位置していたため、ローマ時代の遺跡が規模は小さいですが、あちこちに残っています。
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