culture

バンドゥーラの調べー移民文化祭

2年ぶりに移民文化祭が5月7、8日の週末に開催されました。前回まではLuxExpoで開催されていましたが、今回はルクセンブルク中央駅近くのHollerich地区にあるCEPAで開催されました。従来よりも会場が大幅に狭くなり、出展スタンドも少なくなったことに加えて、3連休の夏を思わせるような好天気が災いしてか、入場者もかなり少なく、特に2日目の音楽やダンス会場は、がらがらでした。美術スタンドがなくなり、本の展示フェアースタンドも大幅に減少しました。1日目は会場にコリンヌ・カエン家族・統合大臣が来場して、各スタンドを訪問したり、インタビューを受けていました。インド、ブラジル、イタリア、中国、キューバなどの音楽や踊りが見られました。
2日目は、ルクセンブルクではおなじみのポルトガルの民族舞踊やウクライナ民謡がありました。特に、ウクライナの楽器バンドゥーラの演奏による民謡ライブは、ウクライナ侵攻での悲劇の最中なだけに印象的でもあり悲しみを誘っていました。

1日目の土曜日は、春の定例宗教行事であるマリア巡礼オクターブの開幕日でもあり、ギヨーム広場が工事中なため、巡礼市も会場が縮小されて憲法広場で始まっていました。大聖堂では、大聖堂の夕べのイベントが開催されており、19時半から21時まで、ルクセンブルク音楽院生徒によりコーラスが開催されていました。

ルクセンブルクでは、先ごろ、世界初となる青少年に対する音楽学習の無料化が決定され、音楽を無料で聞くだけでなく、学ぶことも無料になり、より身近に音楽を親しめるようになりました。