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独暴走事件を受けてコンクリートブロック設置

ルクセンブルク近郊に位置するドイツの古い町トリーアで、12月1日午後、51歳の精神疾患がある男性が酒酔い運転で、中心街歩行者専用道路を歩行者をはねながら暴走し、生後9週間の乳児を含む5人が死亡した事件は、日本でも報道されているため、ご存知の方が多いと思います。ルクセンブルク人を含む18人が負傷しています。亡くなった方は、73、52、25歳の女性と生後9週間の乳児そして45歳の父親でした。母親も負傷しています。犯人は、暴走後、車を止めて、静かにタバコを吸っているところを逮捕されました。翌2日、トリーアのシンボルである「ポルタ・ニグラ」前で開催されたセレモニー後にろうそくやクマのぬいぐるみなどと共に置かれた手紙には死亡した乳児に対し父親の腕に抱かれて安らかに眠ってくださいとのメッセージが寄せられていました。
ルクセンブルクからも負傷者救出のため救急車や救急ヘリコプターが派遣されました。
この事件を受けて、ルクセンブルク市当局は、暴走車から歩行者を守るために、中心街の歩行者専用通路入口全てに、侵入を防ぐコンクリートブロックを翌2日に設置しました。2016年に南仏のニースで起きたテロ事件以後、テロの恐れがあるときは、コンクリートブロックが設置されるようになりました。