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非常事態制限下で初の大規模抗議集会

非常事態制限中のルクセンブルクで、初めてとなる大規模抗議集会が米国大使館の前で6月5日に開催されました。米国で起きた白人警官による首の圧迫で死亡した黒人のジョージ・フロイドさん事件に端を発した抗議運動が米国から欧州にも広まりました。ルクセンブルクで2019年10月に設立されたフェミニストおよび反人種差別主義の団体レッツライズアップが呼び掛けた人種差別反対集会に多くの人が集まり、混乱なく終わりました。参加者は、報道各社によって異なり、RTLでは1000人以上、エッセンシャル紙では1500人以上、Wort紙では2000人でした。開始後も、老若男女に加えて、学校を終えた多くの高校生が人種差別反対のプラカードをもって続々と参加していました。非常事態制限下での集会で、しかもあいにくの雨模様の気温11度の肌寒い天気で、主催者はどのくらいの参加があるか不安とのことでしたが、思っていた以上に多くの参加者があったとのことでした。警察の許可を事前に取っていたため、大使館前には、柵が置かれ、警戒の警官がマスクをして立っていました。参加者も社会的距離を保てないため、マスク着用している人が多かったです。