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生コン基地とラマダン

新型コロナ規制がほとんど緩和されて、本格的なイベントシーズンの季節になりました。4月23日の土曜日は朝から夜までイベントが目白押しでした。
朝、DKV-UrbanTrailの1日目で、ノルディックウォーキングが10時から開催され、生コン基地の一般公開が11時から始まりました。まず、市中心で屋外マーケット、蚤の市を除いて、ノルディックウォーキングしてる競技者を探し、バスで、Howaldにある生コン基地を見学してきました。お昼前からの開催なので、飲み物付きのランチ・コインを受付でもらいました。基地内は自由見学で、子供たちは、生コン車の助手席に座って、基地内を一周してました。ビデオで会社概要、歴史を紹介していました。作業員など会社関係者とその家族が大半で、一般の人は数組しか見かけませんでした。公開されていたのは、生コン車の整備場だけでした。ランチは、ピザ、ハンバーグ、中華のフードトラック3台から自由に選べました。中華弁当を選択しましたが、量が多いので、全部食べるのが大変でした。
再びセンターに戻り、町の様子を見てから、一度、家に戻り、休憩してから、今度は、アヒルレースを見に旧市街に行きました。アルゼット川を流れるプラスチックの黄色いアヒルを高台から見てから、工事運休のため代行バスと列車で、Duderlangeで開催されている路上市を見学してきました。
夕方は、きょうのハイライトであるラマダンのイベントを見るために、バスでEschに向かいました。エッシュの市役所前広場には、大きなテントが張られていて、ラマダンのイベント会場になっていました。開始30分前に着いたのですが、先月モスク一般公開でガイドをしてくれた若いボスニアの男性が入口にいて、混むのですぐに入るように言われて入りました。中はまだがらがらでしたが、18時の開始時間が近づいてくると混んできました。18時半過ぎには、テーブル席は一杯で、多くの人が脇に立つほどで、最終的には、テントの脇を開けて外からを見れるようにするほど多くのイスラム教徒家族が集まりました。こんなにイスラムの衣装を着た女性を見たのは初めてでした。ボスニア難民が大半で、シリア難民、トルコ、北アフリカなどのイスラム教徒家族も参加していました。女性はカラフルな色の衣装を着ている女性が大半でしたが、イスラムの衣装を着ていない女性の方が多かったです。イスラムの衣装を着た小さな女の子がかわいかったです。人種的にはスラブ系なので、西欧人とは顔が異なっていましたが、ロシア系とも違っていました。男性4人による宗教的なコーラス、子供たちの民族衣装などが舞台で行われました。ラマダン最終日で、イスラム教徒は朝5時から食事を取っておらず、日没と共に、食事が配布されていました。
ルクセンブルクは多文化社会なので、日本ではなかなか味わえない外国文化に容易に接することができます。会場内と外を見渡しましたが、東アジア系の人は、見かけませんでした。今回は、欧州文化都市Esch22のイベントの一つとして、初めてラマダンのイベントが一般公開で開催されました。