bussiness

Fuel tourism の終わりの始まりか?

ルクセンブルクは、アルコール、たばこ、ガソリンが安いことで欧州では知られており、隣国との国境地帯には多くのガソリンスタンドが集まっています。
ところが、5月30日に異変が起こり、なんとスーパー98のガソリン価格が過去最高を記録し、フランスよりも高くなりました。かっては、フランスからも多くの車がルクセンブルクに給油に来ていたのが、急減しそうです。Fuel tourismは、ルクセンブルクの財政にも大きく貢献してきただけに、一時的な逆転現象なのか注目されるところです。
RTLのサイトに掲載されたフランスの価格ですが、いずれもルクセンブルクの2.127ユーロを下回っています。

ESSO (Phalsbourg): €1.939 per litre
LECLERC (Thionville): €1.945 per litre
AGIP (Farébersviller): €2.149 per litre
ESSO (Betting): €2.049 per litre
ESSO (Creutzwald): €2.059 per litre

https://today.rtl.lu/news/luxembourg/a/1920326.html

ルクセンブルクでは、ガソリン価格は競争がなく最高価格である政府指定価格を全てのガソリンスタンドで適用していますが、フランスでは、ガソリンスタンドによって異なる価格設定がされており、一般的にスーパーマーケット経営のガソリンスタンドが原油メジャー系よりも安くなっています。

なお1枚目の写真はドイツ国境に近いWasserbillig郊外にあるガソリンスタンドが集中している地区の4月の写真で価格は5月30日ではないです。